経済研究所の就職活動体験共有会が12月12日、34号館B303教室で開催され、経済学科の学生を中心に政経学部の２?３年生約30人が参加しました。

この企画は、経済学科が毎年恒例で行っている、内定を得た４年生による就職活動報告会で、今年は３人の学生が報告者として登壇しました。

まず、キャリア形成支援センターの職員が、全国の就職状況と本学の就職状況を説明。さらに、企業の就活スケジュールを伝えた上で、キャリア形成支援センターの活用を呼びかけました。

次に、３人の学生が、建設業、情報通信業、公務員（消防）といったそれぞれの進路先決定までの道のりを、パワーポイントなどを使って紹介しました。

ITソリューションを扱う企業から内定を得た加藤大希さんは、1年生から長期インターンシップに参加し、3年生開始直後から就職活動を開始しました。さまざまな手段を使って面接練習を重ね、社会人と話すことに緊張を感じなくなるまでになった加藤さんは、「何よりも先に始めるのは自己分析。また、ガクチカに書く内容に絶対はない。どんな経験であっても、その経験から何を話すかが重要」と話しました。

その他にも登壇者からは、公務員試験のスケジュールや勉強方法のほか、自身のこれまでの経験を踏まえて大学時代に何をすべきかを冷静に考え、就職活動で話せる引き出しを多く作ったことなど、具体的な話がなされました。

参加した学生らはメモを取るなど真剣に耳を傾けており、質疑応答の際には率先して質問をするなど、今後の就職活動やその準備に向けての意識を高めている様子でした。