2023年11月29日
八潮市との連携で「第5回 社会連携プレゼンテーション大会」を開催しました
埼玉県八潮市と本学政経学会の共催、八潮市商工会青年部の後援による社会連携プロジェクト「社会連携プレゼンテーション大会」が11月28日八潮市八潮メセナで開催されました。会場には、本学政経学部の教員や学生約70人のほか、大山忍八潮市長をはじめ、八潮市商工会青年部の部員が集まりました。
本学と包括連携を結ぶ八潮市への政策提言として、政経学部の学生が八潮市や自治体行政への企画立案とプレゼンテーションを行う本大会は、2018年に開始され、八潮市や関係団体などの協力により毎年開催されています。
今回は、「社会連携と地場産業及び地場産品Ⅱ」をテーマに各ゼミが八潮市の地場産業?地場産品を調査し、それら地域資源を活用することで地域の多様な主体と連携しながら、地域経済の活性化に資する提案を行いました。
開会式では大山市長のあいさつの後、永冨隆司政経学会副会長より岩元浩一政経学部長のあいさつを代読後、「人のため社会のために一生懸命になれる皆さんを誇りに思う。八潮市に住む一人一人に寄り添えるようにプレゼンテーションをしてほしい。一言一言に熱い思いと温かい人柄が響いてくることを祈る」と述べました。
次に八潮市商工会青年部の豊田忠正部長より、「9月に行われたディスカッションで想像していたよりも多くの質問が届き、改めて八潮市について考える良い機会になった。本日のプレゼンテーションが成功することを祈っている」と感謝の意を述べエールを送りました。
続いて行われたプレゼンテーション大会では、中間発表会の中で選ばれた上位7組が発表を行いました。各チームで考案したプロジェクトについて約10分間の持ち時間で発表し、大山市長や八潮市商工会青年部の部員、政経学部の教員らが審査?講評を行いました。各ゼミからは空き家を利用した幅広い年齢層に向けた娯楽施設の計画や、交通渋滞解消対策、八潮市の地場産業の一つである藍染を広げていくための施設を建設する計画など、実際に八潮市を訪れ調査したことを基に構想した政策や、八潮市の特産を活かしたさまざまな提案が発表されました。
閉会式では大山市長は「それぞれの発表は素晴らしく、私たちが見ている視点や見方と異なって参考になった。環境や社会経済活動はどんどん変化していくが、若い人の力、視点、行動力が地域の活性化の大きな力になっていく。今後も仲間を大事にしながら学生生活を有意義な時間にしてほしい」と激励したほか、生方淳子政経学会長は「中間発表では厳しい意見もあったが、それらを取り入れてより素晴らしいと感じた。共同作業は必ずしも自分の考えが生かせるわけではなく、時に対立するのは当然である。どうやって成し遂げるか今後も悩むと思うが、今回の経験が役立つと思う」と述べ、プレゼンテーション大会を締め括りました。
本学と埼玉県八潮市は2017年、相互の発展と人材育成を図る目的で「国士舘大学と埼玉県八潮市の包括的連携に関する協定」を締結しています。今回のプレゼンテーション大会はその一環として企画?実行されました。
◆最優秀賞
?古坂正人ゼミ「地域間連携と地域資源による福祉力の向上」
◆優秀賞
?上村信幸ゼミ「Japan Blue from Yashio」
?平石正美ゼミ「住民力の活用と八潮市の中小企業の活性化~地元企業は住民が活性化する~」
?柴田德光ゼミ「空家(からっぽ)を八潮色へ」
- あいさつを述べる大山八潮市長
- あいさつを述べる永冨政経学会副会長
- 八潮市商工会青年部の豊田部長
- 発表の様子
- 最優秀賞を受賞した古坂ゼミの代表者
- 講評を述べる生方政経学会長