本学は、JICA草の根技術協力事業「カンボジア救急医療に関する人材育成体制強化プロジェクト」の一環として、12月8日から12日にかけてカンボジア保健省スタッフの本邦研修を実施し、保健省救急医療担当者3人が、日本の病院前、病院内の救急医療体制と救急救命士養成機関を視察しました。

本研修は、将来のカンボジアにおけるアクションプランの具現化に向けて行われたもので、日本の救急医療体制についての講義のほか、救急救命士養成機関である本学体育学部スポーツ医科学科の実習視察、病院前救急医療を担う消防署の各施設の見学や技術訓練の視察、病院内救急医療として日本赤十字社医療センターの視察など、多岐にわたる視察と意見交換を行いました。

本研修では、アクションプランよりも上位に政策が、その先には法があるという認識が共有され、法規制などに関わる保健省の役割の重要性について確認することができ、実りのある研修となりました。

本プロジェクトは、独立行政法人 国際協力機構（JICA）の「2018年度 草の根技術協力事業」の草の根協力支援型に「カンボジア救急医療に関する人材育成体制強化プロジェクト」として採択されたもので、コロナ禍で延期となり、今年3月からスタートしました。事業の詳細はこちら。

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