キャリア形成支援センターは6月2日、世田谷キャンパスに千葉県警察本部のリクルーターを招き、就職説明会を開催しました。昼休みを利用して行った説明会には、3年生や現在2次試験の期間中である4年生を中心に約20人が参加しました。

千葉県警のリクルーター2人が、パンフレットに沿って警察官の多様な職務内容やキャリアパス、最初の勤務地となる警察学校での生活などについて説明しました。千葉県警はワークライフバランスに力を入れていることから、リクルーターが三交替制の勤務や休暇などの福利厚生について説明するなどして、心身ともに充実した状態で職務を全うするための制度について強調しました。

さらに、千葉県警の特徴として昇任が早い点を挙げ、「希望する職務があれば実現の道筋が早いのでは」とし、実務能力を向上させるための千葉県警独自のスキルアップ教養システムについても紹介しました。

リクルーターの一人は、女性で千葉県警初の白バイ隊員となりマラソンの国際大会で先導役を任されるなど、自身の希望を叶えて就いた任務について語り、「現在は通信指令室に勤務しており、年齢などに合わせて希望を出すことができるのも魅力の一つ」と話しました。
また、採用試験については、1次試験の採点結果を考慮せずに2次試験の評価を行うという人物重視の評価方法など、試験情報を提供しました。

質疑応答で「千葉県警が力を入れていることは」という質問には、ワークライフバランスとともに全国で千葉県警察が特に活発な活動を推進している「移動交番」について紹介があり、県の実情に合わせた取り組みが進められていることが紹介されました。学生は熱心に耳を傾け、終了後も個別に質問をするなどして理解を深めました。
現在2次試験を控えているという女子学生は、「2次試験の結果次第では2回目を受けることになるので参加した。近隣の警察本部との違いなど千葉県警の強みが理解できた」と話しました。